最近、「先生、腕がしびれるんです」という患者さんがよく来院されます。
ただ、よくお話を聞くと「しびれ」ではない事が多いです。
しびれはたとえるなら、正座したときにしびれるような感覚、
もしくは電気がビリビリ流れているような感覚です。
この違いは大きくて、他にも痛みの表現とかも重要です。
ビリビリとか。ジンジンとか。ジワーっととか。ピキっととか。
重いとか。走るとか。だるいとか。響くとか。
この痛みの感覚やシビレの感覚の表現で病態が分かります。
手のシビレでは、頚椎椎間板ヘルニア・頚椎神経根症・胸郭出口症候群・手根管症候群などの絞扼性神経障害の可能性が考えられます。足のシビレに関しては、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などの可能性もあります。。
また内臓疾患では糖尿病による手足のシビレが有名ですし、動脈硬化などもしびれを生じます。
しかし、内臓疾患もなくレントゲンやMRIなどの画像でも原因がはっきりしないシビレもあります。例えば手足の関節の機能障害に由来する静脈還流障害、仙腸関節や股関節の機能障害に起因する関連痛などは、シビレのような痛みを生じる事があります。これらは画像では映し出されない為、病院でも見逃される事が多く、症状があっても異常なしと診断されていることもあります。
まるた整骨院は初回のカウンセリングで
そのシビレの原因をより細かく分析し、そして様々な検査により的確な病態を把握します。そして今どんな施術をしなければならないのかを提案します。