五十肩

「腕が上がらない」  「肩が痛い」

これが四十肩五十肩の主症状です。
ある日いきなり肩が動かなくなることもあります。
あなたの場合はいかがでしょうか?四十肩五十肩の症状に当てはまるでしょうか?

そもそも四十肩とか五十肩とは何かという事ですが、
四十肩、五十肩という言葉は古くから存在し、江戸時代の頃かには既にあったとされています。その頃は肩が上がらないものや、40.50くらいになると出てくる方の痛みを全て四十肩・五十肩と呼ばれていました。医学の進歩とともに石灰沈着性腱板炎、腱板損傷、上腕二頭筋長頭炎などが除外され、今ではそういった疾患を除いた痛みと可動域制限があるものを四十肩五十肩と呼んでいます。

外傷によるものや特発性のものなど病態も原因も様々ですが、完全には解明はされていません。好発年齢から老化のせいにされる事が多いようです。
また、糖尿病、甲状腺疾患、高脂血症などの基礎疾患がある場合なりやすく、片方の肩が治った後に今度は反対の肩がなる場合も多くみられます。

そして五十肩の特徴で重要なのが。3つの段階を踏んで軽快していく事です。

①疼痛痙縮期(炎症期) freezing phase
炎症がメインとなる時期で、痛みがとても強く出ます。安静にしている時でも痛み、さ特に夜寝ている時に肩がうずくように痛みます。

②拘縮期 frozen phase
この時期は拘縮つまりどんどん動かなくなる時期です。痛みは引いてきますが、肩は正常な動きができず、あがらない、後ろに手を回せないなどの症状がメインになります。

③回復期 thawing phase
文字通り動きが改善していく時期です。徐々に肩は動くようになり、動かしたときの痛みも軽減してきます。

四十肩・五十肩は上記のように定型的な回復過程を経て改善します。どのステージかを把握して、いかに早くこの回復過程を通過していくのかが早期改善のポイントになります。まるた整骨院ではこの病態把握を初回のカウンセリングで力を入れて取り組んでおり、まず今どのような状態でどの時期にあたるのか、そして今どんな施術をしなければならないのかを判断し、皆様に最善の施術を提案します。

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