おはようございます。
先日、足首を捻挫された患者さんが
アイシングをしようとした時にこんな事を言われました。
「アイシングをすると治りが遅くなるって書いてあった」
「だからやりたくない」
また、よくわからん適当な事を書いてあるブログかなと
思っていたのですが、とある大学の発表のようでした。
それを簡単にまとめると
・アイシングは炎症を抑制する
・その結果、筋肉の再生が遅延されている
という事が研究で分かったと。
私もこの記事自体が見ていて、
原著の方も拝読させて頂いていました。
あくまで私の個人的な意見としては
この論文に嘘はありません。
それでは正しいのか?というと
疑問を呈する部分があります。
この研究の研究方法についてです。
「アイシングはポリエチレンの袋に氷を入れて
皮膚の上から30分間、2時間ごとに3回行い、
これを損傷2日後まで継続した」とあります。
これは明らかに過剰なアイシングです。
論文では「一般的な方法として…」とありますが、
そもそもその方法自体に根拠はありません。
ここまでアイシングをすれば、
確かに炎症で出来た悪いものを回収することが困難となります。
また、アイシングによる血管収縮反応により、
血流が悪くなるので
治る過程が遅くなるものと考えられます。
・・・・・・・・・・・・・・・・
長くなるので今回はここまで。
次回に続きを書きます。
詳しく話を聞きたいという方は
もしくは、086-221-7272まで。
気軽にお問合せ下さい。