おはようございます。
今回も症例を一件紹介したいと思います。
40代の男性。
壁を塗っているうちに徐々に痛みが出てきて、
あまりにも痛くなったため整形外科を受診。
診断は「腱鞘炎かもしれない」とのこと。
しかしなかなか良くならず、当院へご相談に来られました。
診てみると、
右手首の少し肘側(背側近位)にはっきりとした腫れがあり、
前腕も全体的にパンパンに張っていました。
さらに、手首を動かすと「グキグキ」という特徴的な音。
これ、実は**インターセクションシンドローム(intersection syndrome)**と呼ばれるものなんです。
💡 インターセクションシンドロームとは?
「APL」「EPB」という親指を動かす筋肉と、
「ECR」という手首を反らす筋肉が交差する部分で、
摩擦によって炎症が起きるものです。
腱鞘炎と似ていますが、炎症の起こる位置が少し違うのが特徴。
仕事やスポーツなどで手首を何度も使う方に多く見られます
「手首が痛い=腱鞘炎」と思ってしまいがちですが、
似ているけど違う症状もたくさんあります。
放っておくと炎症が広がることもあるので、
少しでもおかしいなと感じたら早めにご相談くださいね。
📍まるた整骨院(岡山市北区)
手首・肘・肩の痛みにも対応しています。
お仕事中のケガや慢性的な痛みもお気軽にどうぞ。