おはようございます。
先週、患者さんの施術をしている時に
こんな事を言われました。
「先生、昔病院でレントゲン撮った時に
ストレートネックって言われたんよ。
多分そのせいで肩こり治らんのんじゃろうな~。」
その場では、先週お伝えした「自己診断は危ない」ということと
そんなことないよと簡単に説明して
終わったんですけど、せっかくなので
ブログでも皆さんにお伝えしておこうと思います。
まず、ストレートネックとは文字通り首がまっすぐなこと。
首の骨(頚椎)は7つありますが、少し前に反った状態が正常です。
しかし、現代ではライフスタイルも変化して
PC作業や姿勢などにより首のカーブが減少していき、
レントゲンを撮ると頚椎がまっすぐになっているというもの。
これをストレートネックといいます。
では、本題です。
このストレートネックは
肩こりに影響しているのかということです。
実はストレートネック自体は直接的には
肩こりには関与していません。
頸椎がまっすぐになったからといって
少し首の筋肉が伸びてしまうこと以外に
ほとんど何も影響はないからです。
実際、ストレートネックの方でも
肩こりのない方はたくさんおられます。
私自身もその一人です。
ということはストレートネックが肩こりの
発生に関与しているとは考えにくいということですね。
もちろん様々な見解があるので
ストレートネックになると筋肉が・・・
という方もおられます。
多くの場合、筋肉は結果として硬くなっているだけなので
いくら柔らかくしても肩こりは治りません。
それよりもそもそもどうして肩こりになったのか?
最も重要なのはこれなんです。
ストレートネックは要因ではあっても原因ではありません。
なぜストレートネックになったのか?
ストレートネックになる前は症状はなかったのか?
他に肩こりの原因は考えられないか?
どんどん深く探っていくのです。
すると意外な原因が浮かび上がってきます。
ちゃんと原因を突き止めることは
とても大事なことです。
それだけでも肩こりは楽になります。
今回はここまで。
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